老犬の介護について

幸せな老後を過ごすために

子犬を飼い始めたところ、あるいは、これから犬を飼う予定という方は、まだ介護と聞いてもイメージできないと思います。
今は若くて元気な愛犬も、いつかは年をとり、老犬になります。

現在、調査機関で発表されている数値によると、毎年犬の世界でも高齢化が進んでいます。
長生きする犬が増えているということは喜ばしいですが、その分介護を必要とする犬が増えていることになります。
今すぐではなくても、いずれその時がやってきますので、そのときにどうしたらよいか、知識として知っておくと良いでしょう。

老犬を介護する環境

犬も年をとると、小さな段差でもつまづいたり、床で滑ったり、体温調節がうまくできなくなったり、いろいろなことができなくなってきます。
万全な態勢で愛犬の介護を行うのであれば、介護しやすい環境に整える必要があります。
犬のバリアフリーということで、段差をなくしたり、ステップやスロープを設置する、滑りやすい床には滑りにくいコルクカーペットを敷いたり、角やでっぱった部分にはタオルや毛布を巻く、直射日光や空調を考えてゲージの位置を変えたりと、生活環境を整えてあげましょう。

室外犬の場合には、少しずつ室内に慣れさせて、室内で飼うようにしましょう。
ただし、長年室外で暮らしていた犬は、入りたがらないことがありますので、無理強いはしないことが大切です。

食事やトイレの介護

老犬になると、食欲がなくなり、あまり食べなくなったり、食欲はあるのに上手に食べられないというケースがあります。
食べられない状況が続くと、栄養バランスが崩れて健康状態が悪くなり、どんどん痩せてしまう恐れがあります。
老犬用のドッグフードを与え、食べにくいようならふやかしてからあげる、口の中までフードを運んであげる、食事しやすい態勢になれるようにエサ台を工夫するなど、工夫してあげましょう。

トイレに関しては、脚力の低下で上手にトイレができなくなったり、寝たきりになって便秘になってしまうことがあります。
老犬になるとトイレの失敗が増えてしまいますが、叱ったりせず、優しく介護してあげましょう。