避妊手術の是非
新しくペットを飼育するときに考えなくてはならないのが避妊手術の問題です。
特に雌の場合にはやった方が良いという可能性が出て来ます。
避妊手術をしておくと妊娠の心配がなくなりますので、他の犬との接触に対して神経質になる必要はなくなります。
人間と違って犬の性行為の時間は非常に短いので、例えば散歩中に他の犬と接触するだけで雌犬が妊娠してしまう可能性が出てきてしまいます。
従って、避妊手術をしていない時には犬を外に散歩に連れ出す際にもかなり気を付けなく手はならなくなります。
血統書付きの犬を飼っている場合には、雑種の犬が生まれることになってしまいます。
もちろん雑種と言えども生まれてきた犬を粗末に扱うことはできませんので、ケアの手間が増えてしまいます。
また、エサ代などもバカにならなくなりますので、経済的な負担も増えてくることになります。
従って、基本的には避妊手術をした方が安全であると言えます。
手術のメリット
避妊手術を行うと、妊娠の可能性が無くなるというのは言うまでもありませんが、それに加えてホルモン系の病気になりにくくなります。
特に卵巣腫瘍の可能性が全くなくなります。
更には、発情中のメンタル的なストレスを減らすことも可能になります。
避妊手術によって愛犬にかかる負担を大きく減らすことができるようになります。
手術のリスク
避妊手術は獣医さんにお願いして行うことになります。
獣医師は国家資格ですので、基本的に避妊手術に失敗することはありませんが、100%上手く行くという事ではありません。
場合によっては麻酔から目が覚めないというようなことも起きてしまいます。
その場合には非常に悲しい結果となってしまいますので、その可能性もあらかじめ認識しておくことが必要です。
麻酔のメカニズムは未だに解明されていない部分があるのです。
また、尿失禁の可能性が高まることも考えられます。
動物のケア
色々なメリットがある避妊手術ですが、手術をすることは動物にとっても大きな体力的な負担をかけることになりますので、手術前も手術後も十分なケアを飼い主は心がけなくてはなりません。
手術によって体力を大きく消耗することも予想されますので、出来るだけ早く消耗から回復できるように暖かい気持ちで飼い主は動物に接するようにすると良いでしょう。
また、手術の費用は基本的には保険の適用にはなりませんので、あらかじめ手術費用のサポートを受けることが可能になり動物用の医療保険などに加入しておいても良いでしょう。
避妊手術をするかどうかに迷ったら、まずは担当の獣医さんに相談をしてみるといいでしょう。
飼い主とてしても納得した上で避妊手術に臨むようにするのが最良の方法になります。