出産中の犬のお世話について

妊娠初期について

妊娠している場合には、味覚が変わったり、食欲がなくなったり、嘔吐するといった、人間と同じ「つわり」の症状が見られます。
1週間ほど続きますが、自然とおさまりますので、過度の心配は不要です。
妊娠の確認は、触診や超音波検査で行われます。
出産はそのほとんどが自宅で産むことになりますので、獣医さんと相談しながら、きちんと指示を守って愛犬を見守ってあげましょう。

犬の妊娠期間は、小型犬でも大型犬でも差はなく、交配した日から約9週間とされています。
犬の場合、精子が卵子に辿り着き受精したとしても、胎盤に着床するまでには更に3週間かかります。
まだ安定せず、流産しやすい時期なので、激しい運動や階段の上がり下り、おなかをこするような狭い場所をくぐる動作、シャンプーなどは控えた方が良いでしょう。

妊娠中期は食事内容に気をつけよう

妊娠初期の後、次の21日間を妊娠中期と考えます。
受精卵が子宮に着床し、安定期に入ります。
この時期からは、適度な運動をさせてあげるようにしましょう。
シャンプーもしてあげると良いでしょう。

この時期から妊娠授乳期用のドッグフードに切り替えます。
ただし、この専用フードはカロリーが高めですので、最初はいつも食べている食事に少しずつ混ぜて、徐々に量を増やしていくようにしましょう。
この時期からは、エコー検査を受けることができます。

妊娠後期は食欲旺盛!

妊娠中期の後の21日間は妊娠後期と考えます。
この時期にはお腹に細心の注意を払い、段差のある場所などには近づけないようにしましょう。
食欲も旺盛になりますが、まれにお腹が圧迫されて食事量が減る犬もいます。
そのような場合には、食事の量を1日4~5回に分けて与えてあげると良いでしょう。
予定日前にはレントゲン検査を受け、胎児の数や大きさを確認します。
いよいよ出産になると、体温が低下しますので、朝と夜の2回、体温をチェックしてあげるようにしましょう。

出産を迎えたら

出産の際、産箱を用意します。
ダンボールでも大丈夫です。
シーツやタオルを敷いておきましょう。

母犬は不安になりやすいので、愛犬のためにいつも通り過ごしてあげるようにしましょう。
出産が終わるまで、側でゆっくりと見守ってあげてください。
犬によって一人で産みたがる母犬もいますので、性格を考えて対応しましょう。