犬が穴を掘りたがる理由は何?

野生の習性のなごり

犬の本来の習性として、寝床をつくる、巣穴をつくるという行為の1つと考えられます。
今でこそ犬は野生を捨て、すっかり人間社会に溶けこんでいますが、昔は外にいることが当たり前でした。

自分で穴を堀り、出産や子育てをして、寝床として利用していた頃のなごりになります。
人と一緒に生活するようになった今でも、犬は自分で穴を掘り、居心地の良い場所をつくることがあります。

今も昔も、犬のDNAに刻み込まれている本能は変わっていないという証です。
室内でも、時々カーペットや床で掘る動作をすることがあります。
注意深く見てみてください。

暑さをしのぐため

室外犬の場合、あまりに暑くて穴を掘り、過ごしやすい寝床を作って暑さをしのぐことがあります。
犬は地面の下が涼しいということを本能的に知っていますので、穴を掘ることで涼を求めているのです。
夏場には犬小屋近くで良くみかける光景ですね。

ストレスにより

犬が穴を掘りたがる原因に、ストレスを発散するためということも考えられます。
散歩にあまり行かない、狭い空間にずっと一人で生活しているなど、ストレスを抱えた犬によく見られる行為です。
「カーミングシグナル」と呼ばれるもので、気持ちを落ち着かせようとクールダウンのための行為となります。

遊びの1つ

元気な性格の犬の場合、一人の時間を潰すために、穴を一心不乱に掘って遊んでいることがあります。
一人遊んでくれているのなら楽ちんと考えてしまいがちですが、これは逆に言えば、長時間一人でいるという意味にもなりますので、このような行為を見かけるようになったら、散歩に連れ出したり、ドッグランへ行ってみたり、適度に刺激を与えたり、運動量を増やしてあげるようにしましょう。

犬は本来群れを作って生活していますので、放おっておかれることでもストレスを感じる動物です。
一人にする時間をできるだけ少なくし、適度なスキンシップを心がけることが大切です。