できたら嬉しい「お手」

「お手」って本当に必要?

「お手」の動作そのものは簡単で、できるできないに大きな問題はありません。
ではなぜ飼い主の方のほとんどが最初に教えるしつけが「お手」なのでしょうか。
それは、犬を飼うのが初めての初心者さんでもやりやすく、また犬も覚えやすいしつけの1つだからと言えるでしょう。
実際に「お手」が活躍する場というと、お散歩から帰った後に足を拭いてあげるときや、爪を切るときなどに限られますが、犬が何らかの原因でパニックになった場合、「お手」をさせて落ち着かせるという手段にも使えます。

実のところ、できなくても困らない「お手」だとは思いますが、「お手」を教える意味とは、飼い主と愛犬がコミュニケーションをとりながら、愛犬が覚えるまでしっかり向き合うということが大切になります。
一度で完璧に覚えるということはありませんので、うまくいかなくても、何度も何度も根気よく教えてあげましょう。

愛情をもって愛犬をしつけながら、やっと愛犬が「お手」に成功したとき、飼い主の方はとても嬉しく誇らしくなると思います。
また「お手」ができたら嬉しくて褒める、それを何度もすることで、愛犬にとっても喜びとなり、飼い主と愛犬の関係がグッと近づくことに繋がります。
「できたら嬉しい」というしつけの基本とも言えるでしょう。

「お手」の教え方

愛犬と正面に向き合い、右前足を持ち上げながら、はっきりと「お手」と言います。
足を乗せたまま5秒キープできたらしっかり褒めておやつを与え、前足を下ろしてあげましょう。
これを繰り返し、ある程度できるようになったら、飼い主は前足を持ち上げずに、「お手」と言って愛犬の前に手を差し出します。

自分から前足をのせるようになったら、成功まであと少しです。
できなければ、最初の動作を繰り返しましょう。
できたときには、褒めちぎるくらいにオーバーに褒めてあげてください。
焦らなくても大丈夫です、コミュニケーションを通して楽しく行うことが大切です。